Google Earth上で撮影された、本気の悪ふざけとでも言うべき作品。冒頭の異常に長過ぎるコーヒーを飲むシーンなど、随所に兆候的な場面があって、そうした場面の狙いすぎな感じが少し鼻につくが、全体としてきちんとハチャメチャで爽快な作品だとおもう。Google Earthの3D表示の読み込み中のローポリな感じとか、こわれた家の中のテクスチャであるとか、ちゃんとそうした細部を「きちんと」しないで、その荒さを見逃すバランス感というか運動神経がいいなと思う。また、こうしたGoogle Earthの3Dの世界の、当たり判定や物理法則のない世界で実際の人物の映像と合成して物語を作っていく感じは、ずっとおままごと的な空転する不毛さがあっていい。次回は、この雰囲気や技法で、もっとシリアスで真面目なストーリーを題材にして制作して欲しいなともおもう。
admin
「世界中を自由に飛び回ろう。Google Earthなら地球上のどんな場所へもひとっ飛び。リアルな3Dの建物や航空写真、起伏のある地形をぜひ体験してみてください。」 Google Earth時代における地球との遊び方。あるいは、大いなる食パンに捧げられた全地球的賛美歌。
Google Earth上で撮影された、本気の悪ふざけとでも言うべき作品。冒頭の異常に長過ぎるコーヒーを飲むシーンなど、随所に兆候的な場面があって、そうした場面の狙いすぎな感じが少し鼻につくが、全体としてきちんとハチャメチャで爽快な作品だとおもう。Google Earthの3D表示の読み込み中のローポリな感じとか、こわれた家の中のテクスチャであるとか、ちゃんとそうした細部を「きちんと」しないで、その荒さを見逃すバランス感というか運動神経がいいなと思う。また、こうしたGoogle Earthの3Dの世界の、当たり判定や物理法則のない世界で実際の人物の映像と合成して物語を作っていく感じは、ずっとおままごと的な空転する不毛さがあっていい。次回は、この雰囲気や技法で、もっとシリアスで真面目なストーリーを題材にして制作して欲しいなともおもう。
「世界中を自由に飛び回ろう。Google Earthなら地球上のどんな場所へもひとっ飛び。リアルな3Dの建物や航空写真、起伏のある地形をぜひ体験してみてください。」
Google Earth時代における地球との遊び方。あるいは、大いなる食パンに捧げられた全地球的賛美歌。