Shuttle Line

Shuttle Line

インタラクティブアート|2015

國分 友美子 永吉 宏行

九州大学大学院

作品Webサイトhttp://ymkokh.com/

バドミントンを構成する要素は、遊戯としてとらえる場合と競技としてとらえる場合とで特徴が異なる。遊戯としての特徴は、ゆるやかなショット、ラリーを長く続ける姿勢、ミスをした時の意外性、プレイ中の会話があげられる。一転して競技としての特徴は、激しいラリー、多彩なショット、フットワーク、打ち合いリズム、コンビネーション、フェイントなどより複雑になる。これらのバドミントン運動の可視化実験の第一談としてシャトルの軌跡をリアルタイムに可視化、聴覚化し、あらゆる視点からの描かれた軌跡の観察を試みた。

審査員コメント

  • ゲーム作品ではなくインタラクティブアートですが、未来のゲーム世界を感じるような作品です。この画面にHUD(Head-Up Display)を浮かべたら、まさしく映画で見たかのような世界観を実現できるツールであると感じました。もっと反応速度を高めて、リアルタイム性が上がって来ると面白いものになる予感がします。

    小村 一生 プロデューサー/ワンオアエイト
  • スポーツの未来。いわゆるゲームやアニメで見ていた世界が実現する!そんな可能性を感じさせる作品。例えば、地味なスポーツもいっきに魅力的に演出できるし、難しいルールのスポーツもこういった技術を駆使すればわかりやすく伝えることもできる。もう少し表現やバドミントンとの親和性を考えた演出ができれば、より良かったと思う。

    柳 太漢 インタラクティブディレクター/博報堂アイ・スタジオ