PLAY VIDEO WOR ME 映像|2015 久保 雄基 多摩美術大学 ART DIVISION BRONZE 作品Webサイトhttp://www.idd.tamabi.ac.jp/n46017/ 引きこもりの主人公が社会を破壊するというストーリー。社会に対する不満を持ち、こんな世界なんて滅びてしまえば良いと思ってしまった事がある人は少なくないと思います。孤独や寂しさに耐えきれず、自分の精神が崩壊し、爆発してしまう様を表現しました。そしてこの主人公は僕自身です。部分的に実写の映像を使ったり、テクスチャを全て写真にする事でCGと実写映像の中間のような異端な世界観を作りました。 作家についてのお問合せ 審査員コメント アニメーションによって自分自身を痙攣させ、変容させ、破壊し、もしくは破壊されること――そんなことが可能になるのは、この作品が、アニメーションを、物語を語る媒体として捉えるというよりも、自分自身の感情を乗せるための器具として捉えているがゆえのことだろう。あたかも楽器を演奏するかのようにリアルタイムで映像を弾いているよう感覚がある。そしてそこから感情がねじりだされてくる。初期衝動の叫びとなるアニメーション。作者とそのエモーションと映像とがギャップなくここまで一体化するようなアニメーションは、今まであまりなかったかもしれない。 土居 伸彰 アニメーション研究・評論 2023 アート&ニューメディア部門 映像&アニメーション部門 ゲーム&インタラクション部門 パートナー賞 2022 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ表彰 2021 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ表彰 2020 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2019 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2018 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2017 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2016 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2015 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2014 受賞作品
アニメーションによって自分自身を痙攣させ、変容させ、破壊し、もしくは破壊されること――そんなことが可能になるのは、この作品が、アニメーションを、物語を語る媒体として捉えるというよりも、自分自身の感情を乗せるための器具として捉えているがゆえのことだろう。あたかも楽器を演奏するかのようにリアルタイムで映像を弾いているよう感覚がある。そしてそこから感情がねじりだされてくる。初期衝動の叫びとなるアニメーション。作者とそのエモーションと映像とがギャップなくここまで一体化するようなアニメーションは、今まであまりなかったかもしれない。