Stand up the Earth ゲーム|2016 石川 陽一 HAL 名古屋 KNOWLEDGE AWARD 作家についてのお問合せ 審査員コメント 囲碁プログラムや画像解析の分野で知られる通り、機械が自ら学ぶことで人間が気づかなかった「効率の良い方法」を新たに発見する機械学習のプログラムが、近年注目されている。プログラムは過去の膨大なデータと自らの経験から再帰的に学習し、固定概念にとらわれずあらゆる可能性を網羅する。結果として生まれる方法は、時として人間には不気味に映るものであったりする。本作はそんな時代の斜め上をいく作品だ。プレーヤーはキーフレームにそって、「足を曲げる」「足を伸ばす」といった動作を打ち込み、3DCG のモデルがその流れに従い「二足で立つ」ことを目指すパズルゲームのようなものになっている。機械学習的なプロセスをプレーヤー (人間) が追体験し、その過程で生まれる奇妙な動きを笑ったり、失敗に悔しがったりする。ユーモアと示唆的な魅力がある作品になっている。 萩原 俊矢 ウェブ・デザイナー 2023 アート&ニューメディア部門 映像&アニメーション部門 ゲーム&インタラクション部門 パートナー賞 2022 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ表彰 2021 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ表彰 2020 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2019 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2018 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2017 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2016 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2015 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2014 受賞作品
囲碁プログラムや画像解析の分野で知られる通り、機械が自ら学ぶことで人間が気づかなかった「効率の良い方法」を新たに発見する機械学習のプログラムが、近年注目されている。プログラムは過去の膨大なデータと自らの経験から再帰的に学習し、固定概念にとらわれずあらゆる可能性を網羅する。結果として生まれる方法は、時として人間には不気味に映るものであったりする。本作はそんな時代の斜め上をいく作品だ。プレーヤーはキーフレームにそって、「足を曲げる」「足を伸ばす」といった動作を打ち込み、3DCG のモデルがその流れに従い「二足で立つ」ことを目指すパズルゲームのようなものになっている。機械学習的なプロセスをプレーヤー (人間) が追体験し、その過程で生まれる奇妙な動きを笑ったり、失敗に悔しがったりする。ユーモアと示唆的な魅力がある作品になっている。