蒲生 大地
蒲生大地, 車 利幸, 成瀬 光一郎, 物部 太稀 , 弓達 大輝, 井島 礼陽, ウォン・アンドリュー, 前野 裕太, 西山 侑花, 井上 裕太
HAL大阪
ガラスの映り込みの表現としてまず、環境マッピングを採用しました。
全てのオブジェクトをガラスに映すとリアルなガラスを表現することはできるのですが、
ゲームとしてはすごく見ずらいものになってしまいます。
これを改善するために環境マップに書き込むオブジェクトを必要最低限のものにしました。
しかし、オブジェクトの明度によって映り込み具合がかなり変わってくるので、
オブジェクト毎に映り込み具合を制御する必要が出てきました。
最終的に手前のオブジェクトが光に照らされている場合に、ガラスの奥にオブジェクトを出現させ、
透明度とエミッシブ光をオブジェクト毎に設定することで上記の問題点を全て改善し、
わかりやすく違和感のないガラスの映り込みを実現しました。
また、光を使うゲームなので、すべてのオブジェクトから影を落としてしまうと、
影が邪魔になり、どのオブジェクトが照らされているかが見分けにくくなってしまいます。
しかし、影を無くしてしまうと立体感が無くなり、画面が質素なものになってしまいます。
アンビエントオクルージョンによる柔らかい陰影を使うことでゲーム性を損ねることなく、画面をリッチなものに仕上
グラフィック、ゲーム性ともに優れた作品です。ランタンというモチーフが実際のゲームでその存在を理由付けられている点がパズル要素にきちんとリンクしており納得感が持てました。レベルデザインも程よく、ゲームが苦手な人でもある程度まで気分良く進めることができるような設計になっていると思います。キャラクターも魅力的で品質が高く、周囲を飾る背景も統一感が合って総合的なクオリティが高い内容になっていました。