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インタラクティブアート|2018

登山 元気 油井俊哉, 喜納恵理佳, 早稲田大学 橋田研究室

早稲田大学

KNOWLEDGE AWARD

作者Webサイト http://genkitoyama.tumblr.com/

キャプションは作品に関する情報を詳しく知らせるために用いられていますが、そのキャプションに対して求める情報のあり方は鑑賞者によって異なります。じっくり詳しく知りたい人やわかりやすく伝えて欲しい人、周りに待っている人がいるためすぐに読みたい人など、その人の性質や周りの環境によって多種多様な情報の形が求められます。それに対して、キャプションはどの鑑賞者に対してもあらかじめ決められた形のまま固定されています。そのため、鑑賞者がキャプションに求める情報量と、実際のキャプションの情報量との間にズレが生じてしまうことは少なくありません。 そこで私たちは、鑑賞者の外見や作品への興味度に合わせ自動で説明文の量や文体を変えてくれるキャプションを制作しました。それぞれの鑑賞者に対して機械が適切な情報量を判断し表示することで、鑑賞者は違和感なく自身に合った距離感で作品にも接することができます。そんな「気配り上手なキャプション」によって、鑑賞者とキャプションとの新しいあり方を提案します。

審査員コメント

  • いわゆるビッグデータを使った仕組みに活かせそうですが、大変面白いと感じました。事前に受けていた説明にも有るとおりでしたが、利用者を分析し、最適な情報を渡す仕組みがとても良く出来ていると思います。生活の中の色々なシーンで使えそうなアイデアであり、まだまだ伸びしろも感じます。今後どのように発展するかも興味深いです。

    井口 晃慶 クリエイティブ部 グループマネージャー/KLab