「音声アシスタントを使うことで起こるディスコミュニケーション」を「人間のコミュニケーションの中で自然に起こる行き違い」のメタファーとして制作した作品。この世には大規模の紛争から身近に起きている喧嘩などがあり、それらは多くのひとを苦しめている。今よりも更に健やかに過ごすために「様々な問題」を解決したい。そのためにはまず問題の認知が必要だと考え、きっかけ作りを目指した。「様々な問題」には共通項がある。それは「コミュニケーションの行き違い」が原因で発生している点だ。その解決こそが全ての問題の解決であると考え、テーマに決めた。そして多くの人の共通認識であり、思春期特有の行き違いが多発している学級をモチーフとし、その時期の「教室が世界の全て」という思い込みから、「世の中における様々なイザコザ」を「クラス内のイザコザ」として扱っている。各グループの会話を聞いていくとクラスの内情が明らかになっていく。
みな一度は思いつくかもしれないが、誰も実際にカタチにはしなかったインスタレーション!おもしろい!。
(地味にお金かかりますもんね!)
以下は勝手な思いつきなので無視してもらってかまわないのですが。
個人的に、主役であるスピーカの存在よりも、なまっぽい教室のセットの方が主張強いと感じました。
なので例えば、スピーカ以外全部真っ白に塗りつぶすなどして、
見た目になるべく“余計な情報”を減らしてテーマのフォーカスを絞らせるのはいかがでしょうか?。
(=より、コンセプチャルに尖らせちゃう方向です)
アイデアも今後スケールアップして、会社の会議室verとか、国会verとか、いろいろ見たくもなりました。
ずっとそれを定点中継してても面白いかもですね。
まだまだ可能性を広げる余地のある、のびしろのある作品だと思います!。