ENTERTAINMENT DIVISION SILVER
VR空間内で「自分はここにいる」という感覚を魅力的に感じてもらいたい。そこで、体験者がVR空間に入り込んでいるからこそ効果的に感じられる体験を、この作品制作を通して探ってみたいと考えた。 そのうえで選んだテーマは「都会」「他人」「視線」だ。人だらけの都会。記憶に残らない他人。そこは他人に対する視線であふれている。都会の「他人」はとても大きな存在で、嫌でも他人に囲まれていることを意識させられる。こんな感覚をVRで表現してみたく、この作品を制作した。
審査員賞おめでとうございます!
動画で見る限りとても魅力的な世界観で、VR作品として実際に遊んでみたら
どうなってしまうんだろうという期待感が強い作品です。
惜しいのは、VRにも関わらず実機で評価ができなかった点です。
実際に遊んでこそのVRなので、そこでさらに評価が上がったかもしれません。
VR作品は実機のご提出をなんとかお願いしたいところです。
あえてローポリゴンな3DCGと冷たい光の感じが、良い雰囲気を醸し出しています。
そのトーンから、孤立感、絶望感が伝わってくる様です。
音楽もムードにあってます。
(実際にVRでプレーしてみないと、その真価は判断できない作品かもしれませんね。)
VRを用いた感覚表現で、こういった“ヒトのネガティブな感情”と真摯に向き合った作品はまだまだ希だと思います。
そこに挑んだ姿勢こそ、高く評価したいポイントです