PLAY VIDEO 使い途の無い否定性 映像インスタレーション|2019 岡田 直己 東京芸術大学 作者Webサイト http://bat-headache-ouchouchouch.tumblr.com 事故によって指を欠損した手がインターフェイスを愛撫する。ひたすら画像を検閲していくように事故現場を捜索する。 作家についてのお問合せ 審査員コメント VR環境において、誰しもまず最初に自分を認識する手段が「手」であるのはなぜか。自身の手における主体的感覚と、ブラウザ越しで発生するそのズレとの奇妙さが際立つ作品。数本の指が失われた手というテーマも興味深いが、一方でその背景を「使い途」というポイントだけに絞るのはもったいない気もする。また映像表現としても、もう少しコンテンツに多様性がほしい。また「手」という存在にさらなる文化的・身体的考察が付与されると、本作品の面白さがさらに洗練されると思う。 塚田 有那 編集者/キュレーター 2023 アート&ニューメディア部門 映像&アニメーション部門 ゲーム&インタラクション部門 パートナー賞 2022 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ表彰 2021 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ表彰 2020 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2019 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2018 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2017 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2016 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2015 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2014 受賞作品
VR環境において、誰しもまず最初に自分を認識する手段が「手」であるのはなぜか。自身の手における主体的感覚と、ブラウザ越しで発生するそのズレとの奇妙さが際立つ作品。数本の指が失われた手というテーマも興味深いが、一方でその背景を「使い途」というポイントだけに絞るのはもったいない気もする。また映像表現としても、もう少しコンテンツに多様性がほしい。また「手」という存在にさらなる文化的・身体的考察が付与されると、本作品の面白さがさらに洗練されると思う。