向かうねずみ 映像|2019 築地 のはら 東京藝術大学 大学院 ART DIVISION BRONZE 作者Webサイト https://www.midorinonoohara.com/ 10月11日、私の24歳の誕生日に築地が豊洲へ移転した。推定1万匹いるとされるねずみ達は突如楽園を失った。一匹のねずみは旅に出た。向かう場所は分からないけれど、とにかく向かう事にした。 作家についてのお問合せ 審査員コメント アニメーションによる歩くネズミの姿を、モバイルプロジェクターによって路地に投影し、それを追いかけるようにカメラで撮影した映像作品。 なんてことないようで、場所の選択に工夫が見られたり、投影と撮影が丁寧だったりで、感心しました。ラストの海のシーンはとても美しく幻想的で、アニメーションを使ってこんな映像が作れるのかと驚きました。 市場が築地から移転したことによるネズミ問題という、ちょっとした時事ネタを押し付けがましくない程度に入れ込んでいる部分も素晴らしかったです。 一点、足音が絵とズレているのだけが残念でした。いっそ、ジャンプや転倒時の音は無くしてしまい、ネズミの足音なのか撮影者の足音なのかハッキリさせない作りにしても良かったかもしれません。 大山 慶 プロデューサー/株式会社カーフ代表取締役 2023 アート&ニューメディア部門 映像&アニメーション部門 ゲーム&インタラクション部門 パートナー賞 2022 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ表彰 2021 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ表彰 2020 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2019 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2018 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2017 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2016 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2015 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2014 受賞作品
アニメーションによる歩くネズミの姿を、モバイルプロジェクターによって路地に投影し、それを追いかけるようにカメラで撮影した映像作品。
なんてことないようで、場所の選択に工夫が見られたり、投影と撮影が丁寧だったりで、感心しました。ラストの海のシーンはとても美しく幻想的で、アニメーションを使ってこんな映像が作れるのかと驚きました。
市場が築地から移転したことによるネズミ問題という、ちょっとした時事ネタを押し付けがましくない程度に入れ込んでいる部分も素晴らしかったです。
一点、足音が絵とズレているのだけが残念でした。いっそ、ジャンプや転倒時の音は無くしてしまい、ネズミの足音なのか撮影者の足音なのかハッキリさせない作りにしても良かったかもしれません。