PLAY VIDEO 流石に、早く、〈なおさなければ〉いけない レクチャーパフォーマンス|2020 江口 智之 多摩美術大学 鑑賞体験における、リアル・フィクション・ノンフィクションの境界、正確にそれらを判別できないことをバグと呼ぶのであれば、蝿はどこにいる? 作家についてのお問合せ 審査員コメント 昨今、現代美術のフォームとしてよく見られるようになった「レクチャーパフォーマンス」という形式に言及する本作。レクチャーが終了して、作品のエピソードが何気なく語られはじめたと思いきや、水が溢れていることに気づかない素振りを見せる演者によって、再びフィクションの世界に引き戻される。「流石に早く〜」と繰り返されるフレーズによって見るものを錯乱する。簡単な言葉や所作の操作に見えるが、緻密に練られており、確かに、現実の不確かさを、確かめられるような、優れたパフォーマンスであると感じた。 やんツー 美術家 2023 アート&ニューメディア部門 映像&アニメーション部門 ゲーム&インタラクション部門 パートナー賞 2022 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ表彰 2021 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ表彰 2020 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2019 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2018 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2017 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2016 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2015 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2014 受賞作品
昨今、現代美術のフォームとしてよく見られるようになった「レクチャーパフォーマンス」という形式に言及する本作。レクチャーが終了して、作品のエピソードが何気なく語られはじめたと思いきや、水が溢れていることに気づかない素振りを見せる演者によって、再びフィクションの世界に引き戻される。「流石に早く〜」と繰り返されるフレーズによって見るものを錯乱する。簡単な言葉や所作の操作に見えるが、緻密に練られており、確かに、現実の不確かさを、確かめられるような、優れたパフォーマンスであると感じた。