PLAY VIDEO Monad ゲーム|2022 ゆはらかずき 東京藝術大学大学院 ENTERTAINMENT DIVISION SILVER 作品Webサイトhttps://sidequestvr.com/app/7602 作者Webサイト https://yuharakazuki.wixsite.com/website MonadはVRで見るインタラクションアニメーション作品である。HMDを使用した1人称視点を活用する。VR特有のゲームロジックである、登る、つかむといった動作で作品を体験することができる。母とそのクローンである娘の視点が切り替わりながら物語を紐解いていく。 作家についてのお問合せ 審査員コメント ストーリー中心のVRゲーム作品。雷に打たれて意識を失った母を救うために、父はクローンのモナを作って母を救おうとする。観客は実際にそのモナとなって、母と父の出会いから事件までの出来事を追体験して成長していく。基本的に1本の道筋を進んでいくストーリーではあるが、最後はマルチエンディングとなっていて、どちらのエンディングも異なる感動が描かれています。VRの360度映像やインタラクティブならではの演出、VR初心者でも迷わないように丁寧に作られたUIデザインも素晴らしい。 村上 寛光 アニメーションディレクター/プロデューサー/株式会社フリッカ代表 VRコンテンツ。一人称視点で語られるプレイヤー側から物語を読み解く形式。残念ながらVRでの視聴がかなわなかったので、トレーラーからの情報でしか判断できませんが、カメラからの視点強制されない、新たなコンテンツに対して、野心的に取り組んでいる姿勢が垣間見えるところが大変好印象です。トレーラーからは図れないものも多そうですが、作品の独特な雰囲気が伝わってきて、内容が大変気になりますね。 白井 宏旨 演出/ディレクター/株式会社グラフィニカ VR(バーチャルリアリティー)を活用した映像となる本作は、作り手が視聴者に視点を限定させる従来の映像表現でなく、視点を視聴者へ任せる表現となり、これまでの映像演出で成しえないインタラクション性と体験ができる作品となっています。 情報量を絞り物語に集中するのりしろもあり、また過去に遡っていく母と娘のストーリーも引き込まれるものでした。 VRはゲーム作品が多い中、こういった映像としてのアプローチが増えることは今後の技術の進歩の中で新しい演出表現を切り開く礎となっていくと思います。 井上 喜一郎 株式会社バンダイナムコフィルムワークス IP制作本部 デピュティゼネラルマネージャー 2023 アート&ニューメディア部門 映像&アニメーション部門 ゲーム&インタラクション部門 パートナー賞 2022 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ表彰 2021 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ表彰 2020 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2019 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2018 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2017 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2016 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2015 アート部門 エンターテインメント部門 パートナー賞・ナレッジ賞 2014 受賞作品
ストーリー中心のVRゲーム作品。雷に打たれて意識を失った母を救うために、父はクローンのモナを作って母を救おうとする。観客は実際にそのモナとなって、母と父の出会いから事件までの出来事を追体験して成長していく。基本的に1本の道筋を進んでいくストーリーではあるが、最後はマルチエンディングとなっていて、どちらのエンディングも異なる感動が描かれています。VRの360度映像やインタラクティブならではの演出、VR初心者でも迷わないように丁寧に作られたUIデザインも素晴らしい。
VRコンテンツ。一人称視点で語られるプレイヤー側から物語を読み解く形式。残念ながらVRでの視聴がかなわなかったので、トレーラーからの情報でしか判断できませんが、カメラからの視点強制されない、新たなコンテンツに対して、野心的に取り組んでいる姿勢が垣間見えるところが大変好印象です。トレーラーからは図れないものも多そうですが、作品の独特な雰囲気が伝わってきて、内容が大変気になりますね。
VR(バーチャルリアリティー)を活用した映像となる本作は、作り手が視聴者に視点を限定させる従来の映像表現でなく、視点を視聴者へ任せる表現となり、これまでの映像演出で成しえないインタラクション性と体験ができる作品となっています。
情報量を絞り物語に集中するのりしろもあり、また過去に遡っていく母と娘のストーリーも引き込まれるものでした。
VRはゲーム作品が多い中、こういった映像としてのアプローチが増えることは今後の技術の進歩の中で新しい演出表現を切り開く礎となっていくと思います。