YURAGU PROJECTION MAPPING SEPT.13.14.2024
映像音響インスタレーション|2024
yuragu(代表:中川 太陽) 木村 龍生, 小山 大輝, 小杉 瑛太, 小柴 天音
芝高等学校

ART & NEW MEDIA DIVISION ENCOURAGEMENT AWARD
「ゆらぎ;偏在する変態」をテーマに据え、自身が所属する高校の文化祭でプロジェクションマッピングを行った。どこを見、何を予想し、いかに楽しむか。教室という普遍的な空間での展示を通じて、「時と空間のあわい」そのものをインターフェースとして捉え、360°映像に囲まれる時を「ただそのままあるがまま」に感じることを目指した。高校の一室で、ダンボール等を用いることで遮光を行い、また会場の全ての面に白いビニール袋を繋ぎ合わせて簡易的なイマーシブシアターを自作した。3Dモデリング、ジャバスクリプトプログラミング、モーショングラフィックス等メディアを横断しての制作を行なった。
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私たちは変化する。そして世界も少しずつ確かに変化していく。今、人間性とその身体性について考えたとき何が「私」足るのか。人を愛し、祈り、定義し、ゆっくりと「変態」する私たち。心が揺らぐある種「変態性」を持つ原動力こそ、私たちが表現すべきことだった。心を震わせ、愛し、祈る。多面性を持つ「変態」という単語が一つに重なるとき私たちは感動し、私が私足るのだ。このインスタレーションで、ある種「変態」ともいえる私たちが「変態」する一瞬を表現できた。
高校の文化祭で発表された、プロジェクションマッピングのインスタレーション。教室いっぱいに座った来場者の「何が起こるんだろう」という期待に満ち溢れた空気感、普段見慣れた教室を360度変容させ、見る人の心を動かす瞬間をつくり出そうという創作意欲は、「アート」という動機の礎を思い出させてくれます。また文化祭における「文化」として、書道や絵画、演劇、ダンス、合唱、音楽にならび、「映像インスタレーション」が加わったことは、メディアアートの足跡として大きな価値を感じます。技術的また表現性という点では、美術を専攻する諸先輩に及ばない部分はありますが、「NEXT YOUNG ARTIST」にふさわしい、新鮮なチャレンジとして評価しました。