モビル文学 大垣ロストデスティネーション

モビル文学 大垣ロストデスティネーション

メディアアート|2024

志村 翔太

情報科学芸術大学院大学

アート&ニューメディア部門 奨励賞

ART & NEW MEDIA DIVISION ENCOURAGEMENT AWARD

PARTNER AWARD

作品Webサイトhttps://youtu.be/AFjmVUS8muo

作者Webサイト https://shotashimura.com/

「モビル文学」シリーズは、自転車を用いた移動および投影技術を文学表現と融合させることを目指し、映像装置に改造した自転車を用いて、各街をテーマにした小説をキャンバスとしての都市に描き出す連作である。 本作『モビル文学 大垣ロストデスティネーション』では、作者である志村翔太が暮らす岐阜県大垣市を舞台に執筆した小説を映像化し、自転車に乗って真夜中の大垣をサイクリングしながら地面にテキストを投影した。 松尾芭蕉が『奥の細道』の結びの地とした大垣から本シリーズは始まり、生涯をかけて世界中の街で制作することを志す。

審査員コメント

  • 作者が在学するIAMASキャンパスが広がる岐阜県大垣が松尾芭蕉『奥の細道』むすびの地であったことから着想を得て、小説を街に投影しながら自転車で移動する「モビル文学」というジャンルを開拓。SONYがウォークマンを発明して、移動時間を一変させたように、空間移動と読書をかけあわせた新しい時間体験を創出しています。ARやVRではなく、あえて小型プロジェクタを活用し、文字が綴る世界をリアルな風景にレイヤーとして重ねたことで、小説にも景色にも、これまでにないフィジカルな楽しみ方をもたらしました。「書を捨てよ、街へ出よう」ではなく、「書を体験しに、街へ出よう」ですね。ただ、読みながらの自転車運転は危険な部分もありますので、安全面は留意してください!

    加藤 育子 スパイラル キュレーター