I-topia

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マルチメディアアートパフォーマンス|2024

ARTLiVE (総監督:柳瀬 碧) 栁瀬 碧,濱田 結, 光田 陽菜, 越川 璃子, 山越 苺衣, 中島 七彩, リファニ・ソラヤ・アッザハラ, 竹内 蓮香, 池田 さや子, 木下 すず, 江川 寧音, 飯島 緋菜, 坂本 樹悧, 脇屋 歩香, 坂本 樹悧, 大川 結葵, 関 あおい, 安田 舜, 葛西 りよ, ダンス部(27名)

神奈川県立相模原弥栄高等学校

映像&アニメーション部門 奨励賞

VIDEO & ANIMATION DIVISION ENCOURAGEMENT AWARD

アートライブ(マルチメディアアートパフォーマンス)はCG映像をメディア(接着剤)として音楽、身体パフォーマンスなどを組み合わせた舞台空間をデザインする活動です。今回の「アイトピア」という作品はAIロボットを題材としたものです。これまでのSF映画ではAIが暴走して人類を支配するというストーリー展開が多く描かれていますが、そもそもAIとはどのようなプロセスから作り出していくのかを私たちは勉強し始めました。Youtube動画やバイロン・リース著「人類の歴史とAIの未来」などからAIの構造を探り、ストーリーを考え出そうとしました。AI開発は人間の脳の仕組みをコンピュータに置き換えていくものですが、そこに人間のような感覚、感情、心など存在できるのかまだ未知の世界のようです。これから私たちの生活に密着してくるAI技術の付き合い方を考えるいい機会になりました。

審査員コメント

  • バイロン・リース著「人類の歴史とAIの未来」等を参照しながら、ミュージカルドラマ仕立てに、人工知能と人間の未来を描いていく舞台作品。アニメーション映像自体は手探りながらも、人工知能の描きだす幻想性が映像としてステージに、そこには実在しないにも関わらず、確かに存在する空間を作り、そこに内包され踊る身体は、逆説的にAIと人間の関係における制御不可能性を彷彿させた。まさに技術に翻弄され、ときとして操られさえする人間を前に、最後に人工知能は閉じていく。相模原弥栄高等学校ARTLiVEの総勢が企んだ仕掛けと、作品を支える熱量が画面に満ちていた。

    矢野 ほなみ アニメーション作家