REDMAN
短編アニメーション|2024
キムソンジェ 喜多 一葉, 北村 昂大, 青井 愛佳
京都精華大学

VIDEO & ANIMATION DIVISION EXCELLENCE AWARD
作品Webサイトhttps://youtu.be/5qVNNcKBLRo
私は、人間を最も人間らしくするのはその内なる矛盾だと考え、を企画した。主人公レッドは、ヒーロー組織「メガファイブ」解散後、仲間の死をきっかけに、自身の矛盾に気づく。正義を追求していた彼は、やがて法の前で無力さを感じ、商業的に消費される存在へと変わっていく。さらに、彼の正義が劣等感や他者の承認欲求に基づいていたことに気づき、仮面を脱ぎ、アカギとして生きる道を選ぶ。を通じて、観客が自らの「仮面」に気づき、内面的な安らぎを感じる作品にしたいと考えている。
単に作画、美術、撮影など質の高いレベルで作られたヒーローものアニメーションであるという先入観から入って、大きなダメージを受けた。
骨太なストーリーと繊細な演出で、リアルで血の通ったヒーローたちの内面に切り込んで、等身大の彼らの苦悩と選択を見せてくれる。
本作で唯一と言っていいアクションシーンには期待するような爽快感はなく、その激しい衝動に寧ろ息を止めるようにその成り行きを見守ることになり、同時にその躍動感あふれる作画の魅力に心奪われてしまう。
登場人物とはまた違った意味で見るものも業を背負うことになるのだ。