中継を止めるな〜究極のフォーミュラレース中継体験〜

中継を止めるな〜究極のフォーミュラレース中継体験〜

AR・VRコンテンツ|2024

阪井 啓紀 小木曽 直輝, 野倉 大輝, 伊東 蒼真, 水野 聡太, 石井 智己, 早崎 雅人, 高木 祐輔

岐阜大学大学院

ゲーム&インタラクション部門 最優秀賞

GAME & INTERACTION DIVISION GRAND PRIZE

あなたはフォーミュラレースの中継映像を見たことがあるだろうか?人間の目ですら追いかけることが難しいマシンを、中継カメラマンは一瞬も逃すことなくカメラに収め世界に届けている。加えて、中継カメラマンは一般客よりはるかにサーキットに近い場所から撮るため、クラッシュに巻き込まれる可能性を孕む非常に危険な職業なのだ。しかし、レースに必要不可欠な彼らが大きな注目を浴びたことはなかった。本作品の目的は、中継カメラマンとして重いカメラでマシンを捉え続ける難しさと楽しさ、300km/hを超えるフォーミュラマシンが間近を通る迫力と恐怖を体験者に提供することである。我々はレースとその周りの環境を一から構築し、現地取材で感じたサーキットの雰囲気を作り上げることにこだわり、カメラマンが感じる視覚・音・風を徹底的に再現した。さらに、体験者の撮影した映像をリアルタイムで中継映像に組み込み外部ディスプレイに放映することや撮影した動画を体験者にLineを通して体験後に自動で送ることで、カメラマンの職業としての面も再現した。この体験がレースひいてはスポーツを支える多くの人々について考える機会となることを願う。

審査員コメント

  • 世の中にはまだまだ沢山の気づいていないことがあって、一度気づけば面白いことになる、そんなことを感じさせてくれる作品です。こんなにシンプルな遊びなのに、やってみたい!面白そう!そう感じるような作品。操作はとてもシンプルなのに、上手い下手がしっかり結果として出ること、その結果を良くしようと頑張るところにゲーム性があるし、コントローラーも本物のカタチ。操作の醍醐味もあるし、VR機器での臨場感も演出、盛り上がるのが容易に予想がつく。映像系のカメラマンって“裏方“っというイメージが強い職業ですが、その職業の素晴らしさも十分に伝わると思う。子供用の職業体験ができるような場所で、こういう作品をたくさん作って欲しい。

    柳 太漢 デザインディレクター/アクセンチュア ソング