octΩpus

octΩpus

ゲーム|2025

CriticalPath 井岡 真浩, 藤井 聡, 岸本 明翔, 佐々原 脩, 山上 銀士, 向井 朋也, 郭 宇浩, 大澤 亮輔, 藤下 新史, 畑平 大翔, 由藤 碧人, 松本 琳太郎, 泉谷 美紅, 尾関 青空, 篠原 潤, 山田 茉子, 荻野 真暉, 朴 秀賢, 安田 秋太

専門学校HAL大阪

このゲームは「あなたが造る旅路」をコンセプトに、プレイヤーの自由な試行錯誤を促せるようセミオープンワールドに挑戦した作品である。墨を吐いて道を造るという斬新なアクションと、壁も歩ける自由度の高い移動によって様々なパズルを楽しむことができる。 制作では墨を吐いたり広げたりといった基本アクションの楽しさを最大限引き出せるよう、細部までこだわった。ジャンプの滑らかな挙動や、墨の広がり方は他のゲームでは味わえない本作ならではの体験にすることができた。 また、ユーザーに「旅路」として楽しんで頂くための表現の工夫も多くある。デザインでは、それぞれ異なるコンセプトで作成しつつも繋がりの見られる3つのマップや、主人公のゆったりとしたアニメーション。サウンドでは、作成した計17曲のBGMとインタラクティブなBGM制御、バイノーラルのアンビエンス、メロディの繋がるジングルなど様々な工夫を行った。

審査員コメント

  • ビジュアルやアニメーションのクオリティが高く、世界観が細部まで丁寧に構築されており、プレイヤーを自然に作品世界へと引き込む没入感を備えている。墨を吐いて道を造るという独創的なアクションを通して、「自ら旅路を造る」というコンセプトを一貫した体験として提示している点も評価できる。

    特に、主人公であるタコの有機的な動きは秀逸で、操作そのものが楽しいと感じられる設計となっている。移動やアクションに対する応答性が高く、遊びの基盤となる身体感覚が丁寧にデザインされている点は、本作の完成度を支える重要な要素である。

    また、スタッフ一人ひとりが制作意図や工夫を自らの言葉で語るプレゼンテーションからは、作品への深い理解とチームとしての一体感が伝わってくる。

    鹿野 護 東北芸術工科大学映像学科教授/ワウ株式会社 顧問