ビールの達人
ゲーム|2025
坂井田 竜生
東京工芸大学
GAME & INTERACTION DIVISION EXCELLENCE AWARD
ビールサーバーを入力デバイスとして機能させるため、Arduinoを内蔵しレバー操作に応じて「ビール」と「泡」の2種類の信号を取得できるように改造しました。取得した信号はPCに送られ、UDP通信でJSON形式に変換された後、ゲーム用Android端末にリアルタイムで送信されます。Android端末は画面上にジョッキを再現し、液体や泡が注がれるアニメーションを表示し、内部数値を可視化できるようにしています。また傾きにも連動させ液体がこぼれたり、傾け具合で泡立たなくなったりします。PCはデータ中継に加え、ゲームの進行管理や結果表示も担当。ジョッキ型ケースの磁石と土台の磁気センサーが反応し納品完了を検知すると、Android端末が終了信号と注がれたビール量をPCに送信し、その情報をもとにゲーム結果を表示する一連の仕組みを実現しました。
本来、ビールを他人に注ぐという行為は「失敗はしたくない」という意識や、飲み会に行かない人にとってはメリットも機会も無い行為。しかし、ゲームなら失敗してもいいし、何度でも出来る。別に飲めなくてもいい。好きなだけ注ぐ体験ができる。そんなゲームでした。そして何と言ってもプレイしている姿自体がエンタメとなっており、オーディエンスにも「自分もやってみたい」」「自分ならもっと上手くやれるはず」と思わせる点が大変評価されました。